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配置図は難しく考えなくてもいい
配置図とは、車庫の広さや面している道路幅などを記入することで、車庫の状況を明確に示し、保管場所として適切であるということを証明する図面です。
図面というだけで正確に書かなければ思われる方もいらっしゃるかと思います。もちろん、配置図は、より正確な図面であることが望ましいですが、保管場所として適切であることが証明できる内容で記載できていれば全く問題ありません。
配置図自体は記載例を元に作成すれば簡単に作成できます。
一番簡単なのは配置図をもらうこと
アパート等の駐車場の場合はもらえる可能性がある
アパートやマンションの駐車所で車庫証明を取得しようとしている場合です。(特に、立体駐車場の場合)
この場合、大家さんや管理人・管理会社の方が配置図として使えるような図面を持っている場合があります。
しかし、持っているかどうかを聞いてみなければ出してくれない場合もありますので、使用承諾書をもらう等の機会があれば、その時に合わせて聞いてみることをおすすめします。もしかしたら、配置図を手に入れられるかもしれません。
市営の駐車場も同様
市営の駐車場などの場合にも市役所・区役所などに問い合わせると、配置図として使えるような図面をもらえることがあります。
この場合においても聞いてみなければわからないので確認を取るようにしてください。
必要事項が入っているかの確認
配置図を無事に用意してもらったとしても、中身を確認して見ると、車庫の広さ・道路幅・駐車場番号などの必要記載事項が入っていないことがあります。
大家さんや管理人・管理会社・役所の方から受け取ったら、記載内容を確認するようにしてください。
もし、記載内容に抜けている所があっても、追加して記入するようにすれば問題ありません。
もらった地図は別紙添付などと記入
地図をもらえた場合、別紙添付と記入しその地図を添付して提出してください。
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配置図の作成
それでは、ここから本題の配置図をどのように作成していくかにについて解説していこうと思います。
作成手順
作成する手段は、手書きとパソコンの2種類がありますが、作成手順は同様のものです。
大まかな手順としましては、
①下書き→②寸法を測定→③作成
となります。
下書き
車庫の位置、駐車場に隣接している道路、近隣の建物など含めた配置図のレイアウトを大雑把で構わないので書いてください。
駐車場内に複数の車庫スペースがある場合は、駐車場番号を控えておきましょう。この場合は、特に申請する車庫の位置がわかるように記載しておいてください。
原則、車庫のスペースの目安として車庫に駐車した時にその前後左右に50cmくらいのスペースがあれば良いです。そのようなスペースがあることをきちんと示せるように記入してください。
寸法の測定
最低限、寸法し記入すべき内容としては
②駐車場に接する道路幅員
③駐車場の出入り口の寸法
です。
【車庫の寸法】
車庫の寸法は実際に測定することが原則と考えてください。
とはいっても、申請した車両を駐車するのに十分なスペースがあることを証明できればいいだけなので、寸法は寸分の狂いも無い正確さは必要ありません。10センチ単位で測定できていれば問題無いでしょう。
使える地図があるならば、定規で距離を測り、縮尺率をかけ合わせた数値を出すという方法でも何とかなります。
【駐車場に面している道路幅員】
当たり前ですが、道路は車が通行しています。したがって、メジャーを持ち出し実測するとなると大変危険です。
そのような方法でなく、自分の歩幅を調べておき、道路を歩きその歩数と掛け合わせるいうくらいの大まかな測定で構いません。(このような計測すらしないで感覚に基いて寸法を出しても受付けられた人もいるぐらいですが、最低限このような測定方法はとるようにするのがおすすめです)
また、こちらも同様に縮尺の大きな地図を定規で距離を測り、縮尺率をかけ合わせた数値を出すなどの方法でも良いです。
【駐車場の出入り口の寸法】
これは実際に測れば問題ありません。もし、メジャーなどを忘れた場合は、同様に歩幅を利用した計測などをしておくと良いです。
建物の出入り口をふさがず、道路からの出入りができる距離であることの確認もしてください。
作成
寸法した下書きを元に配置図を作成します。
寸法はメートル単位で記入します。
駐車場番号がある場合、その番号を記載しマーカーなどで申請する駐車スペースがわかりやすくなるようにしましょう。また、「保管場所」と記入しておきましょう。
広い庭などのスペースで、車庫としての位置が決まっていない場合でも特定の場所を指定して作成してください。
作成方法は、規定もないので手書きでもパソコンでもどちらで作成してもよいです。
手書きの場合は、定規などを用いて使って書くのがきれいに仕上がるのでおすすめします。もちろん、最低限、その車庫が保管場所として適切であることが示せれば、フリーハンドであっても構いません。
パソコンで作成するの場合は、エクセルやペイントの作成程度で問題ありません。この場合でも、当然、手書きと同じレベル作成できていればいいです。(上記の画像はエクセルで作成しましたが、十分すぎるぐらいです。
☆【その他書類作成】は以下の記事をご参考ください